「将来のためにプログラミングの勉強を始めたいけど、どこから手を付けて良いか判らない」
「とりあえずJavaの入門書を買ってきたけど、何を言っているのかさっぱり判らない」
「そもそもプログラムって、どうやって作っていくものなの?」
このように、プログラミングに初めて取り組もうと思う時は、まずはプログラミングの概念から学習した方が、
この後どんな言語を選んでも、頭に入りやすくなりますよ。
ここでは、プログラム言語に関係なく必要になる、概念的な部分を解説している書籍をご紹介します!
目次
身近な所から、プログラミングの概念を理解する
「パソコンって何?どうやって動いているの?」という所から解説されている、初心者向けに書かれた本です。この本だけでは実際にプログラミングは出来ません。それを証明するかのように、文中には特定の言語についての記載は出てきません。
しかしプログラミングにおいて必要な考え方を判り易く「基礎の基礎」から詳しく解説してくれています。
この本をしっかりと理解していれば、これから先、プログラム言語を学んでいく過程で、しっかりと頭で理論を組み立て理解することができると思います。
プログラミング言語が出てこないの?と思われるかもしれませんが、今後どんな言語を選んだとしても、この概念があれば習得がスムーズに進む事でしょう。
特に文系からIT業界へ就職した新入社員等に好評で、改訂版として発行されるほどの人気書籍です。
IT企業の営業になった気分で、プログラミングの世界を理解する
この本は、プログラマになるための本と言うよりは、IT会社の営業職に就く方向けの解説書です。
プログラミングを知らないお客様の気分になって、営業さんから話を聞くようにプログラミングの世界が理解できます。
前半ではコンピュータの歴史やプログラムについて、後半は実際にWebページを作って理解できる内容になっています。
理系出身者でも、営業がどのように自分たちの製品を売り込んでいるかを知るのは、勉強になります。
必要最低限のプログラミングについての歴史や全体観の知識に加え、実践的なコードの知識や演習が記載されていて、バランスよく楽しんで読む事ができます。
営業とプログラマは対立しがちですが(汗)、この本を読むと、お互いが歩み寄れるかもしれません!?
プログラマへの将来と覚悟を持って、プログラミングを学習する
こちらは前述とは対照的に、プログラミングを職業にして生きていくと決めた方向けに現役プログラマの経験が書かれており、熱い内容となっています。
「プログラマとしての心構えとして、こうあるべき」と作者が言いたげな内容がずらりと目次に並んでいます。
筆者が現場で体験した内容が盛りだくさんです。
何をするにも練習が大事、というのが痛感されるでしょう。カタカナ職業が、いつもカッコイイ訳ではないのです!
というだけではなく、プログラミングを仕事として行う心得、奴隷プログラマにならないための強い心、プログラムを作る事で社会に貢献できる喜び等についても書かれています。
Webシステムプログラムの構造を理解する
ある程度の概念が判ったところで、実際のWebプログラムがどの様に動いているのかが理解できます。
オンラインサイトやSNS等の仕組みを知りたい場合にオススメです。
例としてPHPやJavaScriptを取り上げながら、さまざまなプログラミング言語に共通する基本部分を中心に学習していきます。
言語によって少しずつ用語や特徴は違っていますが、根幹の仕組みを理解しておくことで、新しい言語を学ぶ際に、短期間で身につけることができるでしょう。
冒頭から<h1>等のhtmlタグ記載が出てきます。また、PHPやRuby、Pythonなどでの記載例も都度盛り込まれています。
プログラミング学習に挫折しそうになったら、読んでみよう
この本は、プログラミングの学習が目標ではなくて、何をするためにプログラミングを学ぶの?という部分を思い起こしてくれる内容になっています。
よくある「初心者向け」の入門書とは違い、「プログラムをなぜ学ぶのか」「プログラムを学ぶ楽しさは何か」という根本的な本題を扱った数少ない書籍です。
著者が文系でプログラミングの知識が無かった時点から、どのようにプログラミングを学習していったのか、その方法と道筋が参考になります。
プログラミング学習に飽きてきた時に、カンフル剤として読んでみると、プログラミングを始めようと思った初心の頃を思い出して、また頑張れるかもしれません。
おわりに
プログラミングの学習にあたり、言語に関係なく共通して使用できる書籍をご紹介しました。
あなたにぴったりの1冊が見つかると良いですね。